出雲大社へお参りする時のマナー

出雲大社HP
画像引用元:出雲大社
http://www.izumooyashiro.or.jp/

訪れる前に知っておきたい参拝のルール

「歴女」や「刀剣女子」など、神社仏閣や歴史的建造物をめぐることを趣味とする女性が急増してきています。
ですがそうしたブームの裏側で、それぞれの施設の成り立ちや参拝のためのマナーをよく知らないで訪れる人も増えているという問題もあります。

基本的には神社仏閣などは宗教を強制するものではなく自由に参拝をしてもかまわないものではあるのですが、だからといった全く知識もなく、ミーハーな気持ちだけで訪れるというのは褒められるものではないでしょう。

特にアニメやゲームのキャラクターに関連してそうした施設を訪れる人も多いですから、あくまでもそうした創作物は創作物ということでしっかりと理解をし、参拝をするときには従来のルールやマナーを守るようにしてください。

日本国内にある神社の中でも最も歴史のある神社が「出雲大社」です。
出雲大社といえば「大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)」が祀られていることで知られており、パワースポットとしても有名な縁結びにご利益のある神社です。

そのため出雲大社をめぐるツアーは多くの旅行会社で企画されており、年間と通して出雲大社を訪れる参拝客は660万人にものぼるとされています。

参拝人数としては伊勢神宮よりも少なめではありますが、出雲大社は全国にある他の神社のトップに位置する由緒ある場所であることから、他の神社仏閣とは異なったマナーが存在しています。

参拝には正しい順序があります

まず出雲大社独自のルールとして、御本殿に至るまでの順路があります。
これはどの神社にも言えることですが、参拝をするときには必ず鳥居を通って中に入り、順序どおりに参拝をしていくということが正式なルールとして決められています。

出雲大社の場合時計と反対周りにめぐることと決められており、詳しい地図や順路については公式に説明をされています。

参考>>出雲大社

出雲大社の大鳥居は「宇迦橋大鳥居」という名前が付けられており、かなり広く作られているのが特徴です。

ただし神道においては参道の中央付近は神様が通る神聖な場所として定められているので、入る時にはあまりど真ん中から入らず、左右どちらかに寄って歩くようにしましょう。

鳥居から本堂にいたるまではいくつかの建物があります。
これは御本堂に至るまでに体についた穢を落とし、それを終えてから本堂に参拝するという手順が決められているからです。

細かいルールは公式サイトを見てもらいたいですが、順序としては「祓橋(はらいのはし)」を超えていき、手水舎で手と口を清めるといったことがあります。

そうした正しい手順を守って本堂に行くことは参拝する神社仏閣への敬意を示すことになります。