スパイスからカレーを作ってみませんか?
カレーの食欲をそそる香りは、スパイスによるものです。カレーに使われるスパイスは多種多様ですが、スパイスはどれも独自の香りと味わいを持っており、複数のスパイスを組み合わせることで、個性的なカレーを作ることができます。最近はスパイスをスーパーで取り扱うことも増えてきて、スパイスカレーを手ごろに楽しめるようになりました。
こちらでは、カレーに使われる基本のスパイスについて解説します。
基本スパイス
クミン
カレーに欠かせないスパイスと言えばクミンです。馴染み深いカレーの香りは、クミンのエスニックな香りによるもの。炒るとますます香り高くなります。
ターメリック
ターメリックは秋ウコンとも呼ばれ、鮮やかな黄色をしています。昔は薬として重宝されていたスパイスでした。カレー特有の黄色はターメリックによるものです。
コリアンダー
いわゆるパクチーを乾燥させてパウダー状にしたものです。生のパクチーよりは控え目ですが独特の香りに加えて、少し苦い味もあります。
カイエンペッパー(レッドチリパウダー)
唐辛子をパウダー状にしたスパイスで、辛みを足すときに使われます。
ガーリック
おなじみのニンニクです。ガーリックパウダーはニンニクの風味を出すのにうってつけです。ニンニクの風味をより強くしたい場合はきざみニンニクを使うのがおすすめです。
ガラムマサラ
ガラムマサラはインドの代表的なミックススパイスです。主にクミン、コリアンダー、ウコンなど3~10種類のスパイスを混ぜてつくられています。エスニックな味わいですが、このスパイスだけではカレーを作るのは難しいでしょう。ガラムマサラは、カレーの仕上げに使われます。味を整え、香りと辛さを高めるのに効果的です。
基本のチキンカレー
カレーは材料とスパイスを鍋に入れて煮込むだけの簡単なレシピです。クミン、ターメリック、コリアンダーを使って、基本のカレーをつくってみましょう。
<材料>
鶏モモ肉:250g
玉ねぎ:1個(200g程度)
油:大さじ2
【A】
クミン:小さじ1
コリアンダー:小さじ1
ターメリック:小さじ1
すりおろしにんにく:小さじ1
しょうが:小さじ1
【B】
トマト缶:200g
水:100ml
コンソメ:小さじ1
塩:小さじ1/2
<作り方>
玉ねぎは粗くみじん切りに。鶏モモ肉はお好みのサイズにぶつ切りにしておきます。フライパンに油を熱して、玉ねぎと鶏もも肉、【A】のスパイスを加え、中火で10分ほど炒めます。【B】を加えて弱火にし、時々混ぜながらじっくり煮込んで完成です。辛いのが得意な方は、最後にチリペッパーやガラムマサラで辛さを足すことで、よりおいしくいただけますよ。