休日にふらりと寄りたい散策スポット
東京23区の魅力は、同じ繁華街や住宅街でもエリアによって全く雰囲気が異なっているということです。
新宿や恵比寿では毎年のように新しい大型商業ビルがオープンしているのとは対照的に、昭和初期からの街並みをずっと維持している場所も多く見られています。
特にすることがない休日には、ふらりと東京らしい味を感じることができる隠れスポットを散策してみるということがおすすめになります。
普段は単なる移動経路として使ってきたような駅や道も、ちょっと立ち止まって周囲を見回してみると「こんなところにこんなものがあったんだ」というような発見があったりするものです。
以外な発見があるエリアとして5つを代表的に挙げてみると、「谷根千エリア」「明治神宮外苑」「表参道」「銀座」「浅草」といったところがあります。
中でももっとも注目したいのが最初の「谷根千エリア」で、これは正式には谷中・根津・千駄木の3つの住宅地を合わせた場所のことを言います。
場所としてはJR山手線の西日暮里から日暮里の間の区間と、東京メトロ南北線の本駒込駅との間くらいの場所です。
住所地としては文京区に含まれているので周辺に学校や幼稚園が多く、昔からの味のある商店街が並んでいるのが見られます。
これぞ東京の下町情緒という風情を感じることができる場所であり、どこか懐かしみののある雰囲気が足を踏み入れた途端に感じられます。
一見普通の地元商店街のように見えますが、時間をかけて周辺を散策してみると以外なものが残されているところを発見することができます。
ぜひ探してもらいたいのが「井戸ポンプ」で、「となりのトトロ」に出てきたような手漕ぎ式のポンプが実際に設置されている様子を見ることができます。
日々姿が変わる様子も東京ならでは
変わらないものが残されている一方で、常に景色を変え続けているというのもまた東京という街です。
そういう意味でおすすめ散策スポットとして挙げたいのが表参道周辺です。
表参道エリアはJR線の渋谷・恵比寿・原宿といったあたりを奥側に入っていった場所にあります。
もともと原宿や表参道は「原宿系」という言葉があるようにファッションや流行の発信地となっています。
そのため一世を風靡したようなセレクトショップがいつの間にか姿を消してしまっていたり、反対にものすごい尖ったセンスをしたお店がオープンしていたりといったことが常に起こり続けています。
ただ街歩きをしているだけで新しい発見があるので、一度歩いた道をしばらく時間をあけてから再び訪れてみるというような楽しみ方ができます。
また新しさと古き良き時代とが上手く融合しているのが「銀座」という街です。