ネット通販のED治療薬は安全?

ネット通販販売の大半が偽物

何かしらの薬をネット通販で購入し、きちんとした知識もないまま服用して、死に至るケースが相次いでいます。
特に、その中でも男性特有のED、いわゆる勃起障害の治療に使われるED治療薬も同様で、個人輸入して服用するという問題が起きているのです。

ED治療薬は必ず医師の診察と処方箋が必須ですので、ネット上で購入はしないようにしましょう。
処方箋なしで販売している違法サイトで購入しているにもかかわらず、偽ED治療薬を購入する人が後をたたないのは人の特性を利用した悪徳業者が後をたちません。
さらに、ネットで販売されているED治療薬のほとんどが偽物だということが製薬会社の調査でも明らかになっています。

また、偽ED治療薬の副作用には目の違和感、頭痛、ほてりなどの症状が発生しますが、その際医療機関で受診する人は全体の1割程度で、残りの9割の人は「たいしたことないだろう」と思い受診をしません。
このように、ネットで購入した偽ED治療薬による副作用を放置していると、重篤な症状に発展する可能性もあり、大変危険です。

ED治療薬の服用には医師の診察は必須

ネット上で売られているED治療薬の中には、成分不明のED治療薬も少なくありません。そのため、仮に偽物のED治療薬を飲んで副作用が出た場合、医師が原因を判定するまでに時間がかかります。
EDを治療するには、専門クリニックでのカウンセリングが必須です。なぜならば、人によって併用してはいけない薬を飲んでいたりする場合、医師の判断がなければ適切なED治療薬を服用できません。

現在、日本で処方されているED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類です。
この3種類の中から医師の診察によって適切なものはどれかが判断されますが、飲み合わせが悪いものもあるので、必ず既往歴は医師に報告するようにしましょう。

EDはなかなか人に相談しづらい病気ですが、ED専門クリニックのほとんどは男性スタッフと医師が常駐していることが多いです。
「女性看護師の前では言いづらい」という恥ずかしさもなく、EDで悩んでいるのであれば素直に相談するのが近道ですよ。