おひとりさまの沖縄旅行はローカルで楽しむ!

一人旅

沖縄旅行するならローカルがおすすめ

沖縄といえば、海!リゾート気分で旅行する方も多いのではないでしょうか。何度も観光している人であれば、ある程度の観光地はめぐり終えて、次は沖縄でなにしようかと悩んでいませんか?リゾートホテルでおしゃれなプールやアクティビティで遊ぶのもおすすめですが、おひとりさま向けの沖縄旅行ではディープな世界を堪能できるローカル観光をご紹介します。

沖縄旅行で行く先に悩んだら

一人旅だと事前にどこへ行くかあらかじめ準備すると思いますが、ディープな観光をするときは事前準備が不要です。というのも、ディープな場所は現地人に聞くのが一番早いため。webサイトなどに載っているディープと称されている場所では、すでに観光客も多くなっています。とはいっても、そんな仲のいい現地の友達はいないという方におすすめなのが、ローカルな食堂や小さな居酒屋へ行ってみることです。

個人店でお母さんとお父さんだけで切り盛りしているような10席程度の店舗を探して、ふらっと立ち寄ってみてください。お店に入って席に座るときのポイントとして、カウンター席があるなら絶対にカウンターの席に座ります。もしカウンター席がなければ、お店の人がよくいそうな定位置を探して、その近くの席を選びましょう。自分は口下手で話しかけられなくても、お店の人から声をかけてもらいやすい場所を選ぶことがポイントです。

最初は料理やお酒をオーダーするときに、一言「今年もあついですね~」といった世間話だけでも大丈夫ですので声をかけてみてください。話し好きな人ならこの一言でなにかしらのアクションしてくれたりキャッチボールを始めてくれたりします。
もし話が弾まないという場合は、一旦お店を出て次の店を探しましょう。すぐに仲良くなるのは難しくても滞在中に連続で来るお客には、「あら、おかえり」とか「また来てくれたの」と声をかけてくれることもあります。そういった小さな積み重ねで距離感を詰めていきましょう。

一人旅でも時間がないというときは、モノレール安里駅の商店街で、5席ほどしかないカウンターのお店に行ってみましょう。一人で切り盛りされていて忙しそうですが、調理や提供が終われば、なにかしらかのアクションがあるかもしれません。こういった店舗だと、お店の人からも声をかけてもらいやすいですし、話がしやすい雰囲気になっていますが、安里の商店街は初めてだとかなりディープな場所で迷子になりやすいので注意しましょう。

沖縄のローカル旅行を楽しむコツ

一期一会を大切にする

ローカルな場所では、その地域に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんとの一期一会を大事にすることが大事です。簡単なあいさつで「こんにちはー」と頭を下げるだけで十分。おじいちゃんおばあちゃんは、あいさつがきっかけで「あんた観光かい?」とか「今日もあついねー」といった世間話がうまれやすいので、ディープな場所を聞くのにうってつけです。ただ年配の方だと方言がきつすぎて、なにをいっているのかわからない場合がありますので注意しましょう。

居酒屋や商店などの飲食店では、できるだけカウンターに座ることがポイント。お店の人との一期一会も大事ですが、お隣の人とのつながりも大切です。同じ観光客かもしれませんが、地元の人よりディープな観光名所を知っていることがありますので、一人で旅行していそうな人だったら声をかけてみましょう。隣に座った人が帰りの飛行機で一緒になるということもありますので、関係を作れていたらとても面白い旅になりますね。

自分の居心地のいい店を見つける

レストランやチェーン店ではなく、地元の人がやっている居酒屋や商店などで自分の居心地のいい店を見つけましょう。沖縄についた初日は複数のお店でお酒一杯ずつ飲み歩くくらいの気持ちで探すのがおすすめ。一店舗一杯程度なら次の店へ歩いて探しているうちに、アルコールも抜けていくのでベロベロになることはないでしょう。
数件回れば居心地のいい店に出会えたり、会話が弾む店主さんに出会えたりすると思いますので、自分に合う人が見つかったら、とことん仲良くなれるようにアクションを重ねていきましょう。朝ごはんはこの店、昼食は別の商店へ行っても夜ごはんは朝の店へ行くなど、お店の人への印象も強く残るようにしていくと興味を持ってくれます。

母ちゃん・父ちゃんと呼べる人をみつける

お店の方が若い人であれば、「にーに」や「ねーね」、少し年配の方であれば「母ちゃん」や「父ちゃん」と呼んでみましょう。突然だとおかしな空気になるので、軽く年齢の話をしながら私のお母さんくらいかな?みたいな前振りがあると受け入れてくれやすくなりますよ。お店の人が受け止めてくれたら積極的に愛称で呼ぶようにしましょう。
お店に入るときも「母ちゃんただいまー」と家に帰るような雰囲気を出すと相手も乗ってきやすい傾向があります。
仲良くなれたら、仕事終わりに一緒に飲もうとか、もう今日はお店を閉めて飲むか!という人も。そこまで仲良くなれればディープな場所を紹介してくれたり連れて行ってもらえたりするでしょう。

ローカルな沖縄スポット

沖縄本島でディープな観光スポットをピックアップしました。

泥棒市

名前からしてかなりディープなニオイがしていますが、県民でさえ知っている人が少ないフリーマーケットです。沖縄市知花にベトナム通りと呼ばれる道路上でフリマが行われています。毎週土・日曜日の7時ごろから10時ごろまでの開催。駐車場はなく、路肩に止めて奥へ進んでいくと、軍の払い下げ品や雑貨、家具、植物、動物、車までなんでも売られています。ぱっと見ゴミのようなものも普通に売られていて、なんでもアリなフリマです。掘り出しものに出会えればラッキーという感じで見ていくといいかもしれません。
奥のほうには食事ができる小屋もあります。サンドイッチやかき氷、ヤギ汁などが安く販売されているのですが、全て手作りなため衛生面が気になる方は避けたほうがいいかもしれません。軍払い下げのミリタリーグッズの中に危険なものもありますので、このフリマで購入する際は、自己責任でお願いします。

平安座島

平安座島と書いて「ヘンザジマ」と読みます。うるま市の海中道路を超えた先にある島の一つ。平安座島は石油基地として貿易の中継地で、沖縄のきれいな海の横に真っ白な石油タンクがずらっと並んでいます。高台から見る石油タンクと海の景色は印象的です。道路沿いの護岸アートを見ながら進んでいくと、突然現れる真っ赤な鳥居が現れます。なにやら色々手作りされたカエルや建物があり、中へ入っていくと4台ほど駐車できる空間があります。奥にはかなり広い敷地で海ぶどう養殖がされていて、手前の入り口には島バナナやモズク、貝殻やサンゴの雑貨が売られています。海ぶどうはサイズで500円から購入できますが、そこらのスーパーやお土産屋で売っている量の倍は入っているので驚きです。ほとんどが手作りのようで、店主と話すと色々紹介してもらえます。平安座島へ行くときは赤い鳥居の海ぶどう屋を探すのもおすすめです。

リバーストーン通り

うるま市の旧石川あたりにある、沖縄でも少なくなってきたディープな風景の紹介です。「社交外」と書かれたリバーストーン通りは昔栄えていた感じはありますが、現在は数件だけが生き残っていて、地元民の憩いの場となっています。古い飲み屋や米兵の慰安施設として利用されていた建物がずーっと並び、怪しい雰囲気が立ち上ります。アーチ状になった柱はヴィンテージ風なデザインで、最近ではあまり見られない雰囲気が出ていて芸術的です。そんな店舗が並ぶリバーストーン通りを進んでいくと、火事のあと丸焦げになったままの建物が残されていて、異様な雰囲気も感じられます。社交外を抜けて石川漁港まで進んでいくと、「石川市漁業婦人直売店」という倉庫のようなお店が出てきます。名前から怪しいですが、婦人の販売はしていません。漁師さんの奥さんが食堂をやっているだけでした。この食堂ではカニが丸ごと入ったカニ汁や、漁港で取れたばかりの魚で作ったお刺身、お寿司などが頂けます。

北谷キャンプフォスター側

キャンプフォスターは北谷町にある米軍基地で、古いアメリカのような雰囲気があり、そこは日本なのか疑問になるほどの雰囲気があります。ローソンや普通のお店の看板が英語表記になっていたり、ポスターや駐車場の注意書きに関しても英語表記のみのところもあったり、外国人向けの地域になっているようです。支払いは日本円でもできるので、地元の人も普通に日本円を持って出かけます。
キャンプフォスターの近くの美容室には、平仮名しか読めない米兵向けなのか、メニューが定食屋のように縦書き平仮名で書かれていて、日本人にはとても読みづらい状態に。ほかにも、お店の壁はストリートアートでカラフルに彩られていたり、アメリカ国旗が描かれていたり、日本ではあまり見られない光景です。ギラギラした雰囲気は日中でも感じられるので、夜になったら米兵さんが溢れてより日本ではないような世界になっていくでしょう。
また、北谷にあるカレーハウスCOCO壱番屋には、一般的なココイチでは、見られないメニューがあります。フレンチフライやハッシュドポテト、チキンナゲットなど、ファストフードのサイドメニューのようなラインナップがあります。さらにチーズナンというピザのような料理もあり、ココイチでカレーを頼まないパターンもありそうな感じも。カレー自体は、いつものココイチと変わりがありませんが、メニューが英語表記だったりいつもとは違うメニューがあったりする雰囲気を堪能してみるのも新鮮かもしれません。